ソロモンの指輪とは

ソロモンの指輪とは、その指輪を持つ者は、あらゆる動物・植物と会話することができると言われる魔法の指輪です。ソロモンとは、古代イスラエルの富と知恵にすぐれた王であり、誰よりも賢く、どんな難問でも解決したといわれています。

伝説によると、ソロモン王は、名誉や財をもとめず、知恵のみを求めたたため、神が褒美として神の名前を彫った指輪をさずけたとされました。そしてその指輪は知恵のみでなく、他のすべての力の源になったのです。ソロモン王は、その指輪の力で、動物や植物たちと話をし、悪霊たちを秘法をもちいて操り、平和に導いたとされます。神の守護によって守られた指輪の力が絶大だったようです。

ソロモンの指輪

昔、ソロモン王は、悪をはたらく72人の悪魔たちを真鍮でできた器に入れて封じ、湖底深くしずめたとされます。しかし時を経て、そうとは知らないバビロニアの民が湖底より引き上げて、封を開けてしまったそうです。かくして人と悪魔がともに住む時代がやってきたのでした。

時が経つにつれ、ソロモン王自ら望まなかったされる富と名誉をも手に入れていた。外国の女性もふくめ妻700人、側女300人も仕えさせるほどとなっていた。賢明なソロモン王でも、長い間ライバルもなく、一人勝ちの状態が続けば、慢心することとなった。

それを見た神が罰として、悪霊を遣わした。 その悪霊は、ソロモン王に化けて、知恵の象徴であるソロモン王の指輪を奪い、海深くに投げ捨てたのでした。 悪霊はその後、ソロモン王になりすまし、本物のソロモン王を城から追い出したのでした。

指輪を失ったソロモンは、知恵も誉れも無くしました。自分を王だといっても信じてもらえず、物乞いしながら生きながらえる毎日でした。 やがて3年の月日がたち、ソロモンは、別の王国の王宮料理人と知り合い、見習い料理人となりました。 そのうち彼の料理が気に入られ、そして王女に慕われるようになりました。 やがて二人は結婚を決意しました。

しかし、王様は、料理人との結婚を許さず、二人を砂漠に追放してしまいました。

二人は砂漠をさまよい歩くうち、運よく海岸へ出て、とある漁港へたどり着きました。 空腹を満たすために、そこの漁師からなんとか水と魚を分けてもらいました。

そして魚を調理しようとお腹をあけると、神の名が刻まれた指輪がでてきました。 その昔、悪霊に海へと捨てられた彼の指輪だったのです。

それを指にはめると、たちまち力が蘇ったのでした。

ソロモンは、その指輪を着けてエルサレムに戻り、偽のソロモン王を倒して王座を取り返ました。 そして、ともに砂漠をさまよった王女を唯一の妻として一生幸せに暮らしました。

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