指輪の材質を表す刻印

指輪などジュエリーの内側に、ポチッと入っている刻印。ライオンや王冠のマークや数字の入ったものや、様々なものがありますが、これを総称してホールマークと呼んでいます。もともとは、金や銀などの偽造を防ぐために、1300年頃、イギリス政府からロンドンの金銀細工業者ゴールドスミス社が貴金属を検定し、刻印する特典が与えられ、この検定マークをホールマークといったのが始まりです。

日本では、現在財務省(旧大蔵省)造幣局に依頼して、貴金属製品の品位試験を行い、この試験に合格したものに、造幣局で証明記号を打刻してその品位を証明してもらいます。※このホール・マークは、メーカーや工房では打刻できません。


材質別の刻印

ゴールドの刻印

K18とは18金の意味です。K18の「K」はKaratの略号です。

K18刻印
Karat(カラット)とは、宝石の質量単位、または金の純度を示す単位です。日本では、金の純度を表すのに、K18やK24などと刻印されることが多いですが、ヨーロッパでは金の品位を千分率で表記することが多く、750や1000などと刻印が入っています。

写真の指輪はk18のイエローゴールドですが、ピンク色のピンクゴールドや銀色のホワイトゴールドなどもk18やK20など、様々な金純度のゴールド製品があります。

日本では、K18と刻印されることが多いですが、海外では18Kと表示されることが多いようです。どちらも同じ金純度75%を表しています。 K18のほかに、K24、K22、K20、K14、K10などの、金合金製品が市場で販売されています。



プラチナの刻印

プラチナの指輪やプラチナ製品は、その素材の違いによってPt950、Pt900、Pt850などがあります。

プラチナ刻印
これはプラチナ製品に含まれるプラチナの純度の違いです。プラチナは1000分率で表されていますので、Pt950は95%のプラチナと5%の他の金属、Pt900は90%のプラチナと10%の他の金属、Pt850は85%のプラチナと他の金属が含まれているということです。

プラチナはやわらかくて伸びやすい性質を持っています。そのためジュエリーなどの製品にすると キズつきやすく、変形してしまいます。また加工がしにくいので、製品化が難しいのです。 そのため、加工や成型の際に曲がったり伸びたりしないように、プラチナ以外の金属を加えて、硬度や強度、粘性を高めています。

最近では、Pt1000という純度100%のプラチナ製品も登場していますが、指輪にPt1000を使うと、 サイズ直しができなくなる可能性がありますので(Pt1000を加工できるお店が少ないため)、購入する時に 注意が必要です。 プラチナとして価値は、Pt1000でもPt950やPt900でもあまり変わらないので、プラチナの 指輪を購入する方は、加工しやすく、強度のあるPt950やPt900を選ばれることをオススメします。



シルバーの刻印

「SILVER」、「STERLING SILVER」、「SV」、「925」、「SV950」などシルバーの含有率を表します。

silver刻印
1999年にイギリスのホールマーク制度はその純度を千分率で表記し、新たに800と999という基準が設けられ、それまでの刻印は任意で打たれることと改正されました。

現在の、ティファニーやジョージ・ジェンセンなど、シルバー製品をみてみると、「925」や「SILVER」と刻印されています。しかし、年代の古いアンテークの銀製品をみると、様々なホールマークが打たれてあるのが分かります。

シルバーアクセサリーを単に装飾品としてだけ見るのじゃなく、いつどこで作られたのを、想像しながら見るのも楽しいものではないでしょうか。



     

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